ジャングリアの仕掛け人、森岡毅の野望(YouTube PIVOT公式チャンネル)を見てワクワクすること10

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ご存知の方も多いかもしれませんが、森岡さんは前職のUSJ勤務時代にUSJの再建を成功させており、また独立後にもいくつものテーマパークの再建や新設を担ってきた方です。

そのような経験から観光に対する知見がすごく、また観光業に対する思いが非常に強いことも動画からグイグイと伝わってきます。

今回は、YouTube PIVOT公式チャンネル動画「森岡毅の野望:前編、中編、後編」を見てワクワクしたことを10個書いていきます。

沖縄を舞台に観光業のモデルエリアをつくる

森岡さんが沖縄にテーマパーク「ジャングリア」をつくる目的は、いちパークを成功させることではなく、沖縄に観光業のモデルエリアをつくること。

森岡さんの沖縄でのテーマづくり構想は前職のUSJ時代から始まっています。その時はUSJの都合で実現に至らなかったようです。

そして、現在の刀(森岡さんが代表を務める会社)で再び沖縄のテーマパーク実現を目指す際にも、資金調達の面で大変な思いをしたようです。

また、地元沖縄の理解を得るという壁にも直面したようです。それでも、長年描いたプロジェクトを実現したいという姿から、日本の観光業をどうにかして強くしたいという強い思いを感じます。

ジャングリアを観光業のモデルケースをつくり、その知見を沖縄だけのものとせず、日本の観光業全体に利用することで波及効果をもたらそうとしています。

将来、日本は観光業が強くて良いよね、と言われる状況にしたいと考えているようです。

沖縄、特に北部(やんばる)には美しい海だけではなく魅力的な原生林もあり、沖縄から空路で4時間圏内に日本、中国、ASEAN合わせて20億人のマーケットがあることは、アジアの富裕層をターゲットにすることを可能にしている。モデルケースという成功例をつくるために、はじめに選ばれるのも納得の条件だと思います。

観光産業従事者の賃金を上げたい(観光業の問題)

賃金の話の前に、まず日本の観光の印象ですが、サービスの質が高い割にリーズナブルだと思います。

日本は訪れるべき観光地が多く、各地のおもてなしや食事はとても素晴らしいと思います。しかも、他の国に比べてお金がかからないとなると、海外の方々から人気になるのは納得です。

でも、日本観光の人気が、観光業に従事している方の低賃金&労働過多によって成り立っているとしたらやはりおかしいですね。

観光業従事者の賃金も低いのだそうです(マイナビ転職の2024年版 業種別 モデル年収平均ランキングでは112業種中67位)。

森岡さんは、日本の観光産業従事者の賃金を上げたいと思っており、観光マーケターなどの高度観光人材と呼ばれる人材を育成することにも力を入れているようです。

沖縄ジャングリアで働く人が森岡さんの株式会社刀の運営する他の事業でもキャリアを磨くことができる仕組みを考えているのも素敵です。

沖縄の人がじぶんごととして参加

“「お金を出す事業をやってやってる」というのと、「自分たちも一緒にやるプロジェクトだと思ってもらえる」というのは全然違う”

ジャングリアは森岡さんが沖縄のためにもなると思って考えてきたプロジェクトですが、地元沖縄の人の理解を得る過程で気づいたようです。

そこで、沖縄企業(オリオンビール、ゆがふホールディングズ、りうぼう等)とジョイントベンチャーをつくり、一緒にプロジェクトを進めることにしたようです。

その結果、じぶんごととして応援してくれる沖縄の人が増えていき、資金調達にも繋がったのだと思います。また、沖縄に会社を作ることで、沖縄にしっかり納税されるような仕組みにしたのも素晴らしい点です。

やはり、地元とどのように融合していくかは外から来る人からしたら、重要な課題のようですね。

インバウンドで稼いで沖縄にお金を落としてもらう

沖縄のために大事なことは、地元の人が楽しめるテーマパークができることではなく、しっかりと沖縄にお金が落ちることだと語っています。

これはその通りだな感じます。沖縄の最低賃金は全国でも低く、ずっと課題になっています。そして、沖縄の経済を発展させたいと願っているのは誰よりも沖縄の人です。

森岡さんはアウトサイダー(外から来た人、ないちゃー)ですが、ジャングリアの運営会社であるジャパンエンターテイメントは沖縄の企業として、お金が沖縄にしっかり納税されるようにしています。

沖縄に楽しいテーマパークがあるのは良いことですが、その経済性はさらに大事ですね。

観光業を学ぶなら沖縄

森岡さんは人材育成を重要視しており、付加価値を持つ人材が付加価値を持つサービスを生み出すと語っています。今回創業に当たって新卒採用もしています。

また、産学連携として名桜大学(沖縄県名護市)と協定を結び、学生時代から実践的な環境で学ぶ機会を提供していく予定のようです。

観光を学ぶために県外から名桜大学に入学する学生が爆増するという未来も遠くないかもしれないです。

沖縄の交通インフラ(高速道路、鉄道、北部空港)の拡張

北部にテーマパークができることで、地元の交通渋滞などの懸念が出てきています。今後沖縄北部への投資が行われていくと、交通インフラの拡張は必要になってきます。

北部へのアクセスは道路(高速道路)が主流ですが、現在は許田(名護の手前)までしかありません。今後、高速道路の延伸、鉄道、北部空港の開発が必要になってくると話しています。

観光で沖縄県の収入が増えるとはいえ、県の公共事業として交通インフラを整備するのは10年〜数十年かかると思うので、少し先の未来にはなりますが、北部の状況が様変わりする未来が来るのは楽しみです。もちろん、森や海などの自然と共に生きていくことは前提だと思います。

ジャングリアを中間地点として北部地域にリーチする

ジャングリアを中間地点として、北部地域に観光客が来るようにして、他の場所にも経済効果が及ぼすイメージをつくっているようです。北部で1番の観光地はなんといっても美ら海水族館です。ジャングリア開業後の北部旅行は美ら海水族館+ジャングリアのセットがひとつのスタンダードになるかもしれないです。

個人的には、北部の滝遊びや北部で潜るダイビング・シュノーケリング、やんばるの自然(森)を見ながら宿泊が今のところのお気に入りです。

また、沖縄の農業・漁業や製造業、小売業といった他の産業への還元があるとより応援されると思われます。色々な環流があることを期待します。

ジャングリアの隣の敷地に作るものパターン①:違うタイプのプレミアムな体験ができるエリア

ジャングリアの隣にはまだ敷地が残っているらしく、その構想は2パターンあるようです。

その1つはジャングリアとは違うタイプの体験ができるエリアにするパターン。

ナイトライフを楽しめる店やプレミアムな価値のあるショッピング、飲食、宿泊施設などを詰め込んだエリアにする構想があるようです。

もしもこれが出来たら、ジャングリアとその隣のエリアだけで数日間楽しめるようになりそうですね。

ジャングリアも子どもからアクティブな大人まで楽しめるテーマパークだと思いますが、隣のエリアと組み合わせると大人がより楽しめるようなものになると思います。

ジャングリアの隣の敷地に作るものパターン②:第2のパーク

第2のパターンはジャングリアと別のパークをつくるというもの。日本のコンテンツを活かしたようなテーマパーク。

これは、日本の誇る漫画、アニメのキャラクターなどのコンテンツということだと思います。

USJには日本の漫画やアニメとのコラボはありますが、それを日本のテーマパークで大成功させようというもののようです。

そして、日本のコンテンツを活かしたテーマパークが成功して、アメリカなどの海外にその2号店、3号展を出店するというディズニーとユニバーサルスタジオがやってきたことを逆にできるというところまで語っています。

ただ、第2のパークの候補地は日本国内外に候補地があり、第2のパークははじめから国外につくる可能性も高いようです。

日本の漫画、アニメの人気は海外でもものすごいことを考えると、はじめから国外でもうまくいくということでしょう。

森岡さんが死ぬまでにやらないと後悔すること

森岡さんには死ぬまでにやらないと後悔することが3つあり、その1つが沖縄のテーマパークだったそうです。

他の2つは人材育成と日本のブランド力を上げることだそうです。今回の動画の中でも語っていることと一致していますね。

最後に

聞いているとどんどん惹きつけられる森岡さんの語り。ぜひ元動画も見てみてください。

そして、ジャングリアの開業を楽しみに待つとともに、森岡さんの今後の活動にも目が離せません。

今後も情報をフォローしていこうと思います。

動画の内容が盛りだくさんで、乱雑になってしまったかもしれないので、いずれ読みやすく書き直せたらと思います。

今回の記事が面白いと思っていただけたら嬉しいです。

おしまい

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